今までに観てきた映画をレビューしていくよ〜①

ありすぎなんですわ

さて、ブログを書き始めた当初から、

ずーっと映画のレビューのシリーズを

書いていこうと思っていたのであるが、

これどうやって書こうか、

ずーっと悩んでいたのである。

だってクッッソあるんだもん。

ありすぎてさあ、

ジャンルごとにまとめようとか、

ジャンルの中で評価して…とか

ちゃんと評価したいからもう一回観て…

とかやってたらわちしは死んじまうのよーう!!

と言うわけで!!

もう思い出したものから、

そしてアマゾンで最近観たものから

片っ端から書いていくことにした。

時間ができるとホラーに偏りがちなので、

ちょっと変なジャンル構成になるが、

シリーズが続けば多分偏りは減る…はず!!笑

 

 

視聴時の年齢

ちなみにむかーしから何回も観ている作品も

あるが、そんなもんは稀だし、

今更観ても特に感動はなく、

惰性でつけっぱにする作品もある。

やっぱり音楽と一緒で、

人間って10代後半に聴いた音楽、

観た映画をよく覚えているような

そんな気がするのである。

多感な時期に観たかどうかは

大いに影響してくると思うので、

その辺私も思い出しつつ、

できるだけ客観的にレビューしていきます故、

よろしくねん!!

血と骨 

初視聴:最近

内容度:☆☆☆☆

オススメ度:☆☆

1930年代の大阪を舞台に、

作者の実父をモデルに描いた

梁石日(ヤン・ソギル)の小説を原作としている。

在日朝鮮人の家族の中で、

主人公の父のとんでもなく凶暴な人間性と、

その栄光と凋落していくまでを描いている。

キャストはビートたけしを筆頭に、

鈴木京香やオダギリジョー、寺島進、

田畑智子など、すんごい豪華なのだが、

映画全編を通して、

楽しいとか心がウキウキするとか、

そういうことは一切ないので、

観るときには覚悟が必要である。

『GO』で描かれたような、

在日韓国人としてのアイデンティティの

行方を捜しながら青春を送るあの

爽やかな甘酸っぱさはここにはない。

かつて、日本の中で「自分は朝鮮人だ」という

確固たる意識があった人たちが、

その時代をどのように生き抜いたか、

そして死んでいったかを

そっと垣間見る、という意味では

めちゃくちゃ勉強になる。

ビートたけしという人の底知れない

闇みたいなもの、それが演技なのか、

神がかっているのか、ちょっとわからないです

となるぐらいにはすげえ…となる。

 

 

ゴーストランドの惨劇

初視聴:最近

内容度:☆☆☆

オススメ度:☆☆☆

ぱっと見、普通のB級ホラーかな?

と思って観てみると、

ひたすらこりに凝った展開で

胸糞全開の恐怖を突きつけられる一品。

おもしろいという単語は語弊があるかも

しれないが、普通におもしろい。

シングルマザーと姉妹二人の三人家族が

引っ越してきた家で悲劇が起こり…

という話。

駄作では決してないが、

女の子が暴力を受ける場面が終始出て来るし

悲鳴は10万回ぐらいあげるので、

視聴時にはテレビのボリュームに注意である。

ただ、最後まで引きつけられる。

ホラーとしては立派に完成した作品。

ジェーン・ドウの解剖

初視聴:最近

内容度:☆☆☆

オススメ度:☆☆☆☆

これはみんなジャケに騙される。笑

ホラーだとは思わず、ミステリーか

サスペンスだとみんな思って観ていると、

思わぬ展開にみんな驚き、

一瞬どうしようか迷うが、

観はじめちゃっておもしろいから、

しょうがなくホラーの道に付き合う、

という「聞いてないぜ」コースが

ある意味功を奏する作品である。

父と息子の二人で解剖をとり行う

事務所に、ある日身元不明の

女性の遺体(ジェーン・ドウ)

が運ばれてきて…という話。

ジェーン・ドウやジョン・ドウというのは

日本でいう名無しの権兵衛みたいなもので、

身元不明の遺体はよくこの名称で呼ばれる。

臓器や血はグロ描写ではないが、

バッチリしっかりと映るので、

食事中の視聴は控えた方が吉。

途中で彼女の遺体の皮膚を引き剥がす

シーンがあるのだが、

リアルに「うわあああああ」と声が出た。

このシーンを撮るために作ったな?

と思うぐらいのインパクト大であった。

続編がありそうな描写もあったので、

次回作あるならちょっと期待。

トーク・トゥ・ザ・デッド

初視聴:最近

内容度:☆☆

オススメ度:☆☆☆

これはジャケが観るからにB級で、

タイトルは洋画のゾンビ物っぽいのに

邦画のホラーまっしぐらな本作は、

さあこいB級!!と思って観ると、

意外と構成がしっかりしていて、

最後まで観れちゃう作品であった。

主人公の設定的にもエロいシーンがあるかも?

とちょっと期待して観ている男性諸君は

裏切られることを覚悟してほしい。笑

「死者と通話できるアプリ」を巡って、

悲しい過去をもつ登場人物達が翻弄されていく。

ありがちな設定かと思いきや、

意外な展開でこちらの予想を

裏切ってくれる。

アマゾンのレビューの星が割と高めなのも

頷ける作品である。

来る

初視聴:去年

内容度:☆☆☆☆

オススメ度:☆☆☆☆☆

これは最近観た映画の中でも、

一番心躍った映画と言っても過言ではない。

『告白』などの作品で知られる中島哲也監督が、

澤村伊智による原作、

『ぼぎわんが、来る』を映画化した本作である。

元々この監督はホラーの畑の人ではない。

物語の進め方も、前半はホラーというよりかは

人間と人間との関わりの中で

じわじわとあぶり出される本性を

描くサスペンスと言った方が近い。

語り手(主人公)が変わっていく手法も

中島監督ならではの流石のお家芸である。

そこで人間の恐ろしさを描いておいて、

中盤からはガッツリとホラーらしく

霊(のようなもの)もちゃんと

描いてしまうからえらいことである。

ある家族の周囲で不可解な出来事が

起こりはじめ、不安になった主人公

(妻夫木聡)は知人から霊感をもつ

真琴(小松菜奈)を紹介してもらうのだが…

というストーリーである。

最後に松たか子演じる琴子(真琴の姉)が

率いる最強の祓い屋軍団が強敵に

立ち向かうのであるが、まじでこれは

中二病を最強にくすぐるエクスペンタブルズ感。

コンスタンティンあたり好きな人も

絶対好きだと思う。笑

アマゾンのレビューでは

「痛快・バトル祈祷ムービー」などとも

描かれているが、確かにその部分が最高の

エンターテイメントを生み出している。

豆知識としては、

中島監督はこの祈祷のシーンの正確さに

相当こだわったようで、

それぞれの宗派への監修依頼料を

半端なくかけたらしい。笑

その甲斐あってか、

本職の神主さんや祈祷師さん達が

実際にこの映画を見ると、

「本物と同じに作っている!」と

驚くらしいからえらいことである。

個人的には柴田理恵演じる逢坂先生が

あまりにハマり役・かつカッコ良すぎた。

去年から今年にかけて、

ずーっとオススメな1本である。

ファイトクラブ

初視聴:多分10歳ぐらい

内容度:☆☆☆☆

オススメ度:☆☆☆

今更感はあるが、ファイトクラブである。

私は初めて見たときはちびっこだったので、

当時はブラピのかっこよさとか

最後のどんでん返しよりも、

ひたすら殴り殴られ、

画面を通して伝わる現場の不衛生感しか

記憶になかったのだが、

大人になってから観ると、おいなんだよ、

ひたすらブラピのかっこよさを愛でるだけの

映画か?と一旦は思わされる。

しかし、脚本はよく練られていて、実は終始、

エドワードノートンのぶっ飛び演技に

支えられている。

面白いというよりかは、一回観とく、

体感しておくべき映画というジャンルである。

場面の描写と最後のオチが

完璧に決まる(K.O.)という

意味でもファイトクラブである。

震える牛(ドラマ)

初視聴:最近

内容度:☆☆☆☆

オススメ度:☆☆☆

映画もドラマも一緒くたにレビュー。

wowwowお馴染みの

連続ドラマWという社会派ドラマ。

原作は一時期ツイッターで話題になった、

この画像の『震える牛』、相場英雄である。

お察しの通り、狂牛病に関する

食肉業界を取り巻く社会問題をテーマにしている。

流れや展開は急ということはなく、

たまに若干もどかしいぐらいに丁寧に描かれている。

古田新太の演技があまりにハマりすぎて、

私は実はマジで冬彦さん現象に

いまだに陥ってしまっている。

(冬彦さん現象:昔「ずっとあなたが好きだった」

というドラマで、佐野史郎演じる冬彦という

登場人物が変態・オタク・マザコンの極みであり、

佐野史郎の演技があまりにもうますぎて

イメージが定着してしまい、

それから佐野史郎にオファーが来なくなった

という悲しい社会現象)

さて

初回はこんなものかしら。

ざっくり7本ご紹介したわ。

次からはちゃんとヒューマンとか

コメディとかサスペンスとかアクションとか

普通の映画もちゃんと観るから!

観るからね!!

とうわけで次回に続く!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする