ふざけた料理シリーズ⑨~炊飯器でパン作り

小麦粉をいじりたいという欲望

さて、何年かに1度ほど訪れる、

時間ができると小麦粉を

いじりまくって遊びたい、という

欲望のはけ口の被害者がこちらである。

男性だと洗車が好きとか、

靴の手入れが好きとか、

日曜大工が好きとか、

盆栽とかの庭いじりが好きとか、

そういう人たちは結構いるが、

小麦粉いじりてえ欲は女にとっての

そんなもののひとつである。

あとはガーデニングとか、

お菓子作りとか、

その辺のありがちなやつである。

ただ、私は今までパン作りに成功したことがない。

小学生の時に3回ぐらいトライしたが、

カッチカチの石みたいな小麦粉の焼いたやつが

出来上がってしまった。

なんでだろう…と言ってかじっていたら、

ばあちゃんが

「いっぱい噛むと味が出るねえ」と

ぎりぎりのフォローをしてくれた記憶しかない。

なので今回のパン作りは雪辱のリベンジマッチなのである。

だが、色々と面倒なので、

炊飯器で作ることにした。

さて、さっくり作っていくわよ!

参考にしたのは以下のクックパッドのレシピである。

3合用 炊飯器で簡単パン作り~基本~

まずは

用意するものははかり、

炊飯器、大きいボウル、小さじである。

これ1000円でアマゾンで買ったけど、

マジで調理の精度抜群に上がるから

全人類におすすめ。

カロリー計算も簡単にできる。

私の炊飯器はちっちゃな3合炊きなので、

炊飯器のレシピを見るときは

最初から3合炊きで検索するのが吉である。

はい、セッティングOKである。

小麦粉とドライイースト以外は基本的に

家にあるものでできる。

塩と砂糖とドライイーストをはかっていく。

このドライイーストにはイースト菌という

菌が入っているのだが、

このイースト菌は

  1. 水分と混ざった瞬間に活動開始する
  2. 砂糖をエサにする
  3. その時塩が入っていると死滅してしまう(浸透圧の関係で)

という特徴がある。

なので、最初は小麦粉・砂糖と混ぜておいて、

塩はできるだけ後で入れるのが正しいやり方らしい。

無塩バターを使う理由はそういうところにあるのだが、

あんな高えもんわざわざ買ってくるのは面倒なので、

できるだけ分離しないラインで

最後にバターと塩を入れていく計画を立てる。

量的にはこんな感じ。

で、お湯を沸かして40度ぐらいになるまで冷まし、

セッティングする。

ちなみにバターはチン中なのでレンジの中である。

やっていくわよ

まずは強力粉をはかり、

もんじゃ焼きを作るときの要領で

真ん中に穴をあけていく。

穴にドライイーストと砂糖を投入して

お湯をインしていく!!こっからは手早さの勝負!!

で、塩やバターを入れている写真なんぞ

とる暇はなかったので、気付いたらひとまとまりに。

手が疲れて飽きたなあと思うぐらいまでこねたら

発酵にチャレンジ!!

とりあえずレシピに言われたとおりに、

保温にした炊飯器で1次発酵させる。

一回りぐらい生地が膨らんだら、

取り出して10分ほど生地を休ませ、

4分割して再び発酵させる(2次発酵)。

ビフォー☞アフターはこんな感じ。

久々にやったのでこんな感じでいいのかわからんが

とりあえず膨らんだから良しとしよう。

で、そのまま炊飯スイッチをON!!

焼けたわよ

ハーイまあ初めてにしてはまあまあいい出来じゃないかしら。

中がちゃんとパンになっているのが不思議な感覚だ

割ってみるとこんな感じ。

意外と簡単にできたので、

皆さんもつくってみてねー!!

これで終わると思うな

なんて言うと思ったか。

そう、私は満足しなかった。

何せ、手探りでやり進めても、

ちっとも手ごたえがない。

この後、3回作った。

3回失敗した。

カチカチのパンができちまったのである。

そう、問題は『発酵』であった。

発酵にかける時間、適した温度、

最も適した環境を探して、

炊飯器以外でも湯煎や、

ちょうど回していた浴室乾燥機を使ったりもした。

しかし、発酵の間、生地を休ませようと

このようにしていたら

なんと生地が休まずガンガン発酵してしまったりもした。

そして、最後のチャンスだ!

と思い、自分なりにアレンジした結果、

発酵は「オーブンの低温」を使うのが一番

安定的で使いやすいと分かった。

私のレンジにはオーブンとトースター機能が

付いているのだが、オーブンを使えば最低温度の

40℃で長時間稼働できる。

炊飯器の保温だと、かなり温度が高めなので、

2回目ぐらいで加熱しすぎて発酵が止まってしまったりした。

そして、「水分調節」これも重要だった。

冬場の風呂上がりの肌ぐらいの勢いで

生地からは水分が奪われていくので、

発酵させる前に化粧水のごとく水を

パシャパシャかけておくぐらいでちょうどよかった。

最後の挑戦ではこんなにふくらんだよ!わーい!!

 

そして、焼き上がりの形ももっと大きくなりまちた。

そして、生地をこねるときの「こねる回数」

これも重要だった。

バターを入れるタイミングはやはり途中のほうが

良かったので、苦渋の選択だったが、

「ひとまとまりにしてから100回こねる」

というのを無心でやったところ、

生地のキメがあきらかに上がった。

最後はこんな感じ。

下の前回のと比べて、だいぶん粗さが違う。

あと、わかりにくいが、

皿も実は前回のほうがかなり小さいものを使っている。

同じ分量なのに1.3倍ぐらい大きくなった感覚だ。

 

 

 

結論

ホームべーカリーを買ったほうがいい。

パン屋・セミパン屋以外は

全員ホームベーカリー買いに行こう。

以上である。

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