~Requiem~

今回は久々の恋愛回である。
私ももううかうかしていたら、
すぐ40歳になるな…という感覚が現実味を
帯びてきた年である。
ただ、この年になっても普通に恋愛はできるんだというのが
最近の意外な感想としてある。
またしても久々に筆をとった。
人を好きになる、ということも
目が彦摩呂の舌ぐらい肥えた我々ババアには
今更無理じゃろうて、相手のアラがすぐに見えてしまうのに…

というネックがあるであろうと思っていたのだが、
ババアになろうと、相手が年上だろうと年下だろうと、
自分が惹かれる相手にはちゃんと感情を持てるんだなあ
というのが最近の新たな発見であった。
そして、思い返してみれば、
恋愛のタイプは人によって様々ではあれど、
昔から人をすぐ好きになり、
すぐ泣く羽目になっていた私、
そしてそんな私が見てきたガールズ&ボーイズのことを
しみじみと思いだして、
恋愛とそれに伴うスピード感には要注意だぜえ
という話をしようと思ったのである。

とりあえず、相手のことを好きだ!
と思ったとき、そして、その感情がなんか素直に
ハッピーに喜べないとき。
あとは恋愛経験が少なくて好きがよくわかんないやつ。
とりあえず次のことをやりな。
- リストアップ
まずは相手の好きなところを何も考えずに
10個書き出してみてほしい。
これは割とかける人も多いはず。
長くても短くてもかまわない。
思いつく限り書くのである。

そして逆に相手の嫌いなところを書く。
できれば5個以上。
さて、そのリストを眺めて、
まず好きの項目を2つに仕分けしてほしい。
1つ目は「自分にメリットがあるから好き」な項目、
2つ目は「理由はないしメリットもないがただただ好き」な項目、
この2つである。
「さみしいっていったらすぐに電話してくれる」
→気持ちを埋めてくれる
「背が高いところ」
→おかげで自分がヒールをはける
「話をちゃんと聞いてフィードバックをくれる」
→共感してくれて安心感がある
「デート代をいつも出してくれる」
→私に出させない美学と甲斐性がある
など、こういうのは全て自分にとっての
メリットがあるゆえの「好き」である。
フェチとして高身長男性が好きな女は除外してOkだ。

「タイプの顔、笑顔がかわいい」
→ただただ好きな部分
「おしゃれなところ」
→憧れまじりの好きな部分
「仕事に対してプライドがあって頑張っている」
→憧れまじりの好きな部分
2パターン目は例を挙げるならこんな感じだろうか。
そして、その次に嫌いな部分をちらっとみて、
全体を眺めてほしい。
前半パートのメリットありきの好きな部分、
こいつらはいずれなくなる可能性が高い。
背が高いなど生物学的に失わないものなどは
確かにあるが、そのほかのほとんどの項目が
なくなるか、もしくはあなたにとってのメリットが
薄くなる可能性は高い。
それでもあなたはその相手が好きだといえるだろうか。
こういうタイプのなくなるものの権化第1位は、
「自分のことを好きだから好き」
これである。
これはマジで危険。
チェンソーマンのレゼ編の映画が話題になりましたね。
デンジの心理が痛いほどにピュアでバカすぎて
私は映画館で演歌歌手のようにこぶしを握り締めてしまったが、

「俺は、俺のことが好きな子が好き…!!」
これは痛い恋愛、もしくはすぐに壊れる恋愛の
一番基本的なパターンである。
世の中には意外とこのパターンの有象無象があふれている。
ただこのタイプが生き残るタイプは1つだけあって、
”自分のことが好き×時間をかけて”
というタッグのパターンである。
世にいう「情」というやつに進化するパターンである。

普通に付き合って何年、とかのカップルも
冷めた時間の割合が増えていっても、
時間の蓄積が落ち着きをもたらしてくれたり、
「長期間相手に恋人として見られている」
という自分の中での実績解除につながって
徐々に自分を出せるようになる。
「今更ほかの人と恋愛するのがめんどくさい」
というのはこれと同意である。
基本自分をよく見せたり、相手の気持ちを慮って
駆け引きをするまでもなく、
ある程度本心や本音をさらけ出しても
自分から離れていかないパートナーがいる、
というのはパートナーシップの到達点でも
あるのでは?と思う。
さてさて、悲しいことに、これは逆の立場の時にも
使えることがある。
相手からの好意を解像度を上げて分析したとき、
自分から相手にしてあげている、
相手方のメリットのおかげで恋愛関係が続いているなら、
あまり中身がない。

中身がなくても継続はできるけれど、
虚しさに耐えられないタイプの人間はそのうち
別れを選択するだろう。
人間は感謝を忘れて簡単につけあがる生き物である。
主語デカになって大変申し訳ないのだが、
男は全体的に特にその傾向がある。
感謝をきちんと感じる人間は必ず
自分のできる範囲で小さいお返しをする。
もらいっぱなしにしない。
あなたが今手のひらで抱えている関係は
中身を感じられるだろうか?

もう一人で生きていくのは別に普通の時代になった。
怖いことはないよ。

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