レコードショップの乱
さて、謎なタイトルで
既に皆さん疑問を抱いているであろうが、笑
これは先日、イベントに遊びに行ったときに
DJさんと話をしていて、
ふと思ったことがいくつかあったので、
そこからのこのタイトルである。
後で謎は少しずつ解き明かされるはずだ。笑
さて、私は基本イベントに遊びに行って、
この曲いい曲だけどなんていう曲かな?と思ったとき、
大抵シャザムというアプリを使って
https://www.shazam.com/ja/apps
何という曲なのかを突き止めているのだが、
(それでわからない時は直接聞くか、
歌詞を必死でリスニングしてググる)
つい先日もいい曲だなー!
と思ってシャザんだところ、
かけているDJさんに
「これどこのレコードショップでも
100円ぐらいで売ってるよ、笑
めっちゃいいよー!!」
と言われ、なるほどそうか!!
と思い、普段はSpotifyばかり使っているけど、
レコードショップ、久々に行ってみよう!!
と思ったのであるが、
何ということでしょう、
私、気づいたら、
東京に来てレコードショップ
全然行ってない。
これも匠の粋なはからい…?
レコードショップって、
東京はどこにあるの?!
どこにでもあるもんなの?
教えて神様仏様DJさま!!
と十字を切って合掌した矢先、
そういえば学生のときはBOOK OFFとかの、
中古のアルバムが売っているお店を
認知症の老人のごとく
100周ぐらい徘徊していたわ…と思い出して、
そこから今回の本題を連想したのである。
それは
『デートにおける余裕の大事さ』
についてである。
いきなり飛躍しすぎてついていけない!!
と思ったでしょう。
大丈夫よあーた。ついてらっしゃい。(夫人)
というのも、
「私、そういえば、
レコードショップでデートするって
昔から夢だったけど、
それは無理かもしれんぞ…?」
と思ったからなのである。
恋愛相手の基準は人それぞれ
あると思うのだが、
(顔・身長・スタイル・性格・金など)
それ以外で私がすごく魅かれるのは、
「音楽の趣味が合う人」
これはどうしようもない真実なのである。
誤解のないように言っておくが、
ジャンルの幅が広い人は全く問題ないし、
サイケが大好きでも、
カントリーが好きでも
EDMの信者でも、
それ以外も知ってるよー!
とか、俺知らないから教えてほしい!
とか、聴くけど好きなのはこっちなんだよね、
というような柔軟な人は全然大丈夫なのである。
そもそも
音楽に趣味がいいとか
悪いとかはない。
好きかそうじゃないかのどっちかだけである。
ただ、どれだけ素敵な人、かっこいい人でも、
「俺EDM以外聞かないんだよね!!」
とか
「やっぱおりょうさん聞くのって、
洋楽ばっかりなんですか?泣」
などと言われると、100年の恋も
相対性理論の燃えカスと化してしまうのである。
これは私個人の指向なので、
もうどうしようもないものだ。
巌流島
ところでアナログ式で
「音楽を掘る」というのはいつもなぜか、
研ぎ澄まされた感覚で戦うようなところがある。
私はかつて通っていた、
レンタルショップアリオンや、
BOOK OFF静岡流通通り店
などに出かけるとき、
私は毎回、
強い相手と喧嘩できるときの花山薫
みたいなウキウキの心境だった。
(刃牙好きだからいっぱい画像入れちゃった、
☝アマゾンに飛べるよ)
店に着くやいなや
「洋楽 A」から「洋楽 Z」までの間を
シャトルランの授業で
いきった小学生のごとく往復し、
(あのじじい、「洋楽 J 」のコーナーから
全然離れない…くそう、Jはいいアーティスト
けっこういるのに!どきやがれ…!!)
などと心で喧嘩を売りながら、
お財布とにらめっこし、
まさかこのアルバムがあるなんて!!
という出会いを握りしめて
うきうきとレジに向かっていたものである。
音楽というものの恐ろしさ
突然だが皆さんは、
「MKウルトラ計画」
というものをご存じだろうか。
マユツバ部分も多いので、
できれば都市伝説的なマインドで
聞いてもらいたいのだが、笑
これはアメリカで1950年代初頭から少なくとも
1960年代末まで行われていたとされ、
洗脳に特化した計画として立ち上がった
CIAの極秘プロジェクトである。
まあざっくりいうと、
「大衆を簡単に洗脳するための実験」である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/MK%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E8%A8%88%E7%94%BB
☝Wikipediaに飛ぶよ
人間がリラックスしたり、
催眠状態に陥らせるために
「ある一定周波数の音」が影響を与える、
というのは皆さんご存知であろうが、
(波の音はアルファ波だーとか、
美空ひばりの声とかね)
そして詳しく解明はされていないが
人間の精神状態を狂わせてしまう音楽
もしくは音、というものも存在する。
(聴くと死ぬ、として有名な「暗い日曜日」とか)
上記の実験の中で、
被験体を催眠状態にさせるために
一定周波の連続音が使用されたり、
ノイズや聴くに堪えない音を
何時間もヘッドフォンで聞かせ続けた結果、
被験体は精神が崩壊したり、
幼児期に退行してしまったという話は
そこそこ有名な話なのである。
(「時計仕掛けのオレンジ」のあの実験
みたいな感じね、名作なので是非)
他にもこの実験が題材の映画は
『エージェント・ウルトラ』
『RED/レッド』
『実験室KR-13』
『陰謀のセオリー』
などもある。
興味がある方は
☝画像からリンクに飛べるのでぜひ!
さらに10年ほど前には、
『米国の青少年の間で、
インターネット上のMP3音楽で「ハイ」になり、
エクスタシーになる「デジタル・ドラッグ」
が流行している――
カンザス州オクラホマの
テレビ番組『News 9』は、そう報道している。』
という記事もある。
ソースは保証しないが
気になったら調べてみてね。
まあここまでではないにせよ、
音楽や音というものが人間の精神状態に
何かしらの影響を与える、
というのはどうやら明確のようなのである。
(「聴くだけで狂う」とか、
「聴くだけで死ぬ」みたいなもんがあるなら、
youtubeの広告によく出てくるあれみたいに
「聴くだけで痩せる」
とかもあって然りと
個人的には思うのだが、
そういう「デジタルサプリ」的なものは
見つかっていないので、
誰か知ってたら教えて。笑)
ただ、皆さんが一番身近に感じるのは
「この曲聴くとあの時を思い出す」
という
記憶と音楽が結びつく現象
であろう。
最初に述べたイベントでの、
きっかけの2つ目はこれである。
あるDJ兼トラックメイカーさんと、
お互い元クラブ店員だという話をしていて、
そのDJさんのいたお店では、
上司のパワハラがひどかったらしく、
当時つらかったことを思い出す
きっかけとして、
「その時によくかかっていたある曲を聴くと、
口の中が血の味がしてくる」
と言っていて、
わかる、すごいわかる…!!と思ったのだ。
香水なども同じ効果を発揮する。
「電車内が元カノと同じ香水の香りで大ダメージ」
「ドライブ中、ラジオで思い出の曲がかかりダメージ」
は同じ現象である。笑
トラウマやPTSD的ダメージ以外でも、
私はaikoの「キラキラ」を聴くと、
両親と昔九州に旅行に行く
車内で繰り返しかかっていたためか、
必ずハウステンボスを思い出してしまうのだが、
こういう単純な思い出との結びつきもある。
そして、
ここからようやく本題が見えてくるのだが、
もしかすると
「音楽と記憶」
「音楽と精神状態」
の結びつきが強ければ強い人ほど、
音楽とのかかわりが深い、
のではないだろうか?
と私は考えたのである。
その人間がそのまま思い入れが強くなり、
音楽を愛している状態になるのは自明である。
(ビジネスとしてシビアに音楽をやっている人も
いるが、その中でも好きじゃないのに音楽を
始めた人はほぼ皆無であろう)
ただ、こういう
愛しちゃったのよ系の人間にとっては、
印象的な音楽は特にだが、
「初聴時のシチュエーション」
が生死を分かつ大事な問題になってくる。
ちなみに私はタワレコなどの大手のお店を除いて、
中古の商品を扱うレコードショップなどに
行くときの心境はほぼ、
年に一度の大バーゲンに出かける
節約中の主婦みたいなマインドである。
掘り出し物を他の人間に取られてたまるか!
という戦いのスピリットを持っている。
音楽は1on1だ
基本的に、音楽は誰かと一緒に
聴くことは全然可能ではあるが、
それによって
「全く同じ感情を共有すること」は
私は不可能であると思っている。
みんなそれぞれの思いや過去があり、
響き方は一人一人違うものだ。
ただ、
「ほぼ同じ感情を共有すること」は
簡単ではないが可能だ。
その場に一体感が生まれたとき、
みんな興奮するのはそんな瞬間がレアだからだろう。
だから音楽の趣味が合う者同士は仲良しになる。
一人一人と音楽はいつも対等に向き合っていて、
誰にでも平等に聴くことができる。
誰かに邪魔をされることがあってはならないし、
聴く人それぞれのバックボーンが全く違うのに
それぞれにちゃんと響くところが
音楽の最も奇跡的な特徴でもある。
私は、いい音楽はすべて手に入れて聴きたい。
そしてまず部屋もしくは
安定した空間で聴き、手元に置いておきたい。
そうしないと、
印象的な場面に出くわした瞬間、
バチくそにいい曲が初めてかかり、
それを聴いてしまったりなんかした時には、
その曲が完全に”そのとき色”に染まってしまって、
その後かなしい結果が訪れてしまえば、
いい曲なのに聴くのがつらいという
嫌な現象が付いてきてしまうのである。
ようやく当初の目標位置に近づいてきた。笑
恐らく、仮にデート中、
とても良いレコードショップに行ってしまうと、
私は相手そっちのけで髪を振り乱しながら
「あ行」から「わ行」まで、
Aの棚からZの棚まで、
片っ端から見始めてしまうだろう。
そして他の人が手に取った商品を一瞥して、
それが自分が持っていないものとか、
知ってるアーティストの知らないアルバムとか
だったりした時には、そいつを凝視しながら、
(買うな…っ!!!そこに戻せ…っ!!!)
と鬼のような目線で訴えかけるので、
多分デートどころではない。
たとえ私と音楽の趣味が
ドストライクに合う男性と行ったとしても、
それは全く逆効果で、
その相手と戦わなければならない…
愛し合っているのに殺しあうなんてっ…!
まるでバジリスク…!!
伊賀と甲賀の血みどろの戦い…
的な感じになる。
多分相手めっちゃ引く。
あ、目からなんか出てきた。
続き頑張って書こう。
そう考えると
余裕は絶対必要になってくる。
お金がなくても楽しいデートはできるし、
時間がなくても
うきうきする一時のデートもできる。
でも、自分に余裕がないと、
楽しいデートは絶対にできない。
格闘家が路上で喧嘩を売られても、
悔しい思いをしながらも
反撃することはできないように、
その道のプロや、愛してしまった人たちは
生半可にへらへらできない。
さわれない。
だって、
その道に本気なんだもん…!!
私なんてプロで音楽をやっている訳でもないのに、
なぜか本気になってしまっているのである。
本気ゆえに、曲の1つ1つで泣いたり笑ったり、
非常に困っているのだが、
どうやら世の中には同じような困った人たちが
意外と大勢いるようで、
私はそういう人たちとの出会いに恵まれている。
傷をなめあって喜ぶのちょーたのしい。
このブログを読んで、
俺も…!
私も…!!
という人は、ぜひ私と仲良くなってくれい!
お願いします!
終わり!!