前回までのお話はこちら↓
さて、無事に入退院も済ませて、
身体の調子がまあ最低限普通に戻ったなーと
思うまではだいたい1週間ぐらいであった。
今に至るまでは、再診を重ねてお水を抜いたり
OKか…?と思ったらまたお水がたまっちゃって
ベリベリのさらしをつけ直したり、
ようやく水が抜けて傷跡が定着してきて
初めて普通のブラジャーに戻れたり、
(それまでは前開きのものだったので
パンツと上下合わせるとかできなかった)
なんやかんやで今は数か月ごとの通院で
傷のチェックとエコーで腫瘍が無いかの検査を
してもらうだけになったので、
もうほぼ普通の人に戻れたわけである。
ここからは入院に関する
多分皆さんが気になるトピックをまとめていくよ!
- 入院費
まずはこれであろう。
手出しで現金がいくらかかったのか。
総額で今日までにかかったものはざっくり以下である。
【数年前はじめてかかったクリニック】
→古すぎて失念(すまん)、だが
マンモ、エコー、針生検、紹介状などで
恐らく手出し数万程度
【今回の病院】
2月25日 初診 検査料込 ¥17,720
3月1日 MRIのみ(別施設) ¥11,560
(別途送料770)
3月11日 手術・入院の説明 ¥240
3月25日 術前説明 ¥340
4/17~4/20 入院 ¥114,809
5月1日 術後ケア ¥230
5月15日 術後ケア ¥410
5月22日 術後ケア ¥230
5月29日 術後ケア ¥230
6月12日 術後ケア ¥240
9月11日 再診(3カ月毎) ¥1,290
【上記にかかる交通費】
1回往復500円程度→ざっと5~6千円
その他MRIで新宿行ったりとか、
術後タクシー呼んだりとか
(これは親が出してくれた)で4〜5千円
【入院グッズ】
パジャマ1800円ぐらい×5着=1万程度
マグカップ2000円
下着上下数セット8000円
ジップタイプのキャミソール3000円
あとは、体にいいもの食べなきゃと
野菜とか調味料とか色々半年ぐらい気をつけて、
その間はエンゲル係数が爆上がりしていた。
確実にかかったものはざっと全部で
25万程度だろうか。プラス上記の食費とか。
私は親が助けてくれたので何とかなった。
医療費控除に使えるのは病院の領収書等のみかと
思うので、他の花粉症の薬で通院の分とかを加算して
LET’S 確定申告である。
- 入院生活
病院の1日のスケジュールとしては、
起床6時/消灯21時
夜はもちろん電気が消えるのだが、
朝は電気がつくのは昼前かな?と思ったぐらいに
日中でもそんなに明るくはなかった。
窓はブラインド等かかっていないので、
朝日はそのまま差し込むため、カーテン越しとはいえ
窓際のベッドの人は通路サイドの私より
多分まぶしかったはずである。
体感であるが、基本朝は看護師さんたちが特に
忙しそうだった。排泄の介助や食事の介助など、
みんなが起きると一斉に始まる
イベントが集中しているぽい。
消灯後もナースコールなどを呼んで、
看護師さんが点滴などの処置をしてくれる時は
枕もとの自分のエリア専用の
電気スイッチで明るくできる。
あまり音を立てないように気を付けても、
みんな病人で何かしら体調悪い夜はあるので、
点滴の機械がピーピーなったり、
寝苦しかったり熱が出たりして
看護師さんを呼んで一時的に賑やかになる
ことはある。まあお互い様である。
ちなみに常夜灯はついているので、
真っ暗じゃないと寝れない人はアイマスク、
音が気になる人とかは、個室じゃないなら
耳栓などがあるといいかも。
食事は基本的に介助が必要な人とか、
入口から近いほうから配られるので、
入口から一番遠かった私の病室は基本下記時間より
30分程遅めのことがちょこちょこあった。
朝食8時/昼食12時/夕食18時
配膳は専門の方がやってくれて、
必ず名前を口頭で確認される。
ここで元気にご飯だ~わーい!と
都度都度リアクションしていたら
その専門の方(おばちゃん)に赤ちゃん扱いされたので
ご飯は喜ぶのがおすすめである。
病院内で最も誰もに好かれるアティチュードは
”元気を表に出すこと”これ一択である。
周りに合わせておとなしくしている必要はなく、
普通に元気なんだから
元気にふるまったらいいのである。
(その分ガチで体調が悪いときに一層
心配してケアしてもらえるという利点もある。)
ちなみに食べ終わったらお膳は自分で廊下の
移動式キャビネットに戻しに行くやり方だった。
家族や友人との面会は専用ホール限定で、
(病棟まで家族が来ることは禁止)
椅子の数などは限られているので、
そんなに何時間もはいなく、
だいたいみんな20分程度でじゃあまたねーと
帰っていくことが多かった。
そのほか、Wi-Fiは普通にあって、
PW等はナースステーションの所に貼ってあった。
冷蔵庫は病室によってあるなしがある、
貴重品ボックスはある、
薬を入れる引き出しもあって、
勝手に飲まないように鍵かけられることが多い。
- 病院食
さて、実際に私が食べた食事を見ていこう。
(謎に毎食写真を撮っていた)
最初の病院食が一番まずかった。笑
うどんという名の
小麦粉団子を食っているようなコシのなさ、
しょっぱな塩分削減の洗礼を受けた。
おいしいのはバナナだけだった。フルーツ最高。
前日昼
そしてまたまずいんだろうな…と思ったら夜は
普通に美味しくてびっくりしたサーモンフライである。
前日夜
手術日の朝からはご飯禁止である。
もう手術終わって起き上がれるようになったら
ご飯が食べられると楽しみにするしかない。
手術後、夜には身体を起こして良かったので、
久々のご飯でうまかった。
(これプラスチキンとかおにぎりを買い食いした)
手術後夜
翌日朝
翌日昼
変わり種のチリコンカンだよ!私は好きだったけど
御膳返すときに残してる人がやや多いように感じた。
翌日夜
ラストのご飯は王道の鮭の塩焼きでした。
退院日朝
基本的に麺とか変わり種のもの以外の和食は
全体を通して美味しく、塩分が控えられている分
風味や出汁とか酸味で補う工夫と品数が多くて、
やっぱ幸せは小鉢の量に比例するよなあーと
実感した。あと据え膳。マジで楽。
これを当たり前に享受できていたかつての
日本男児達、甘えた奴が増えるのも納得と
心から思った。飯の用意はやっぱりハードワークだよ。
大変さは落差を味わわないとわからんからな。
これから入院する人で、もし食事に制限ないのなら
ふりかけを持って行くといいかも!
どうしても塩味が足りないので、
普通におかずとご飯を配分しているつもりでも、
やっぱりご飯が余る。
入院中、退院したらすき焼きが食べたい!
とずーっと思っていたので、
多分糖分も欲しがっていたんだろう、買うなら
すき焼きふりかけとかの甘辛味のやつが
いいと思う。
ちなみに買い食いしてコンビニでおにぎりとか
をおやつに食べたら、美味すぎて脳が痺れた。
マジで人間の味覚は塩に支配されてんなと痛感した。
自分が年老いた時、最後に食べるであろう食事は
こういうものになるんだなあと
淡くシミュレーションできたのは良かった。
衣食住の3柱は最後は自由が利かなくなる。
- 腫瘍について
手術が終わってから、色々と先生に聞いたところ、
結局取った腫瘍も検査に出したらやはり
ガンについては陰性で、当初の葉状腫瘍で
診断は間違いなかった。
乳頭からダラダラと血が出ることはなくなったので
傷跡や痛みや金と引き換えに不便を手放して、
なんか金払って広告無くすみたいな…
何だろうこのYouTubeプレミアム感…?!
ちょっとムカつくこの感じ…マイナスを
ゼロにするための出費、マジでクソ喰らえ
と思ったが、まあいい経験になった。
こうやってネタにしたしな。
で、ちょっと実際に取れた腫瘍の
グロ画像貼るよ!!
スクロール前に心の準備を!!!
すごくない?これはMRIみたいに1つの腫瘍を
輪切りにした状態のデータらしい。
大きい腫瘍の中に小さい腫瘍のかたまりが
ちょこちょこくっついている。
凝視するとキモい。
でも300gぐらい取れたみたい。
いきなりステーキ1回分ぐらいがなくなりました。
そんなわけで!
無事今は健康に暮らしておりますが、
情報が欲しい同じような人たちの
助けに少しでもなればと思います。
みんな、淡々と無理せず頑張ろうな。
終わり!