神社の話~はじまり

おててのしわをput together

皆さんは、今現在何かの宗教を信仰しているだろうか。

日本人であれば、大体の人がお正月は初詣に行き、

 

修学旅行などでは

お寺をめぐっていることと思うので、

仏教か神道、

もしくは両方という人が大半であろうか。

よく心霊番組や、オカルト的な話の中で、

幽霊に憑りつかれたらお寺?神社?どっち論争が

繰り広げられたりするが、

そもそも幼少期に洗礼を受けたり、

毎週教会に通う習慣があるようなキリスト教の

一派とは違って、日本人、若い人たちは特に日常に

宗教的な習慣を取り入れにくいのではないのだろうか。

ただ、ちゃんと思い返してみれば、

生まれてからお食い初めやお宮参り、

七五三やひな祭り、こいのぼり、

お正月には初詣、お盆には墓参り、

実家やおばあちゃんちには仏壇と神棚、

そういう日本独自の宗教観に関連した

イベントは皆さんそれなりに経ているはずだ。

普段あまり意識しないだけなのである。

私は、個人的にちょっとした事情で、

神社については普通の若者たちより、

少し明るいところがある。

(ただお寺についてはかなり無知だ。)

普通の皆さんは、おそらく普段そんなことを

気にもしないと思うので、

ちょっとコラムがてら、

今回は神社について語っていこうと思うぜよ。

母の信仰

私は幼少期から高校を出るまで、

島根県で過ごしていたが、

毎月1回、母の強い希望で、

家族で必ずあるところに出かける習慣があった。

それは広島にある、「三輪明神広島分祀」

という神社である。

祀られている神様については以下HPから参照である。

「三輪明神大神神社は、

 日本最古の神社として知られており、

 大神を「おおみわ」と読むところから、

 大神の中の大神として崇拝されてきました。

 御祭神、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は

 日本の国土を拓き、農業・工業・商業すべての産業開発、

 方除、治病、造酒、製薬、禁厭、交通、航海、縁結びなど、

 世の中の幸福を増進する事を計られた

 人間生活万般の守護神とされています。

 当分祠は奈良県桜井市の三輪山御鎮座の

 三輪明神大神神社より御霊を分祀していただいた神社です。」

↓HPより
http://www.megaegg.ne.jp/~miwamyojn/tooldeegg/goyuisho.html

なぜ毎月1回、特に1日(お一日参りというものがある)に、

島根から広島まで車で3時間かけてわざわざ通っていたか、

詳しい所以についてはぜひ

母の話を参照いただきたい。

母は、おそらく一般的なレベルよりも

かなり信仰心が高い方だ。

神社にお参りするときのルールも徹底していて、

私は小さいころから

「鳥居の横から敷地に入るな」

「手水をしっかりやれ」

「参道の真ん中を歩くな」

などと口酸っぱく言われやらされてきた。

母は、先の夫(姉たちの父)に先立たれてから、

精神的にかなり追い詰められた状態になった。

まあ普通に2歳児の双子を抱えて未亡人になれば

人生に絶望しても何らおかしくはない。

その状態で、ある人との出会いがあった。

それが、上記の三輪明神におられた

霊能力を持つ先生だったという。

その先生のもとに通い、

いろいろな導きを受けたことで、

今につながる信仰心を得たらしい。

しかし冷静に考えれば、それが怪しい新興宗教の

類じゃなくてほんとに良かったねというところである。

その先生が亡くなられてからも、

月に1回は広島まで通っていた。

私の父と結婚してからも、

広島風お好み焼きが大好物な父的には

利益が一致したようで、

二つ返事で運転役を引き受け、

今現在もお参りを続けている。

おばあちゃんちの漫画って強い

それはまあ母からの影響であるが、

その前から私個人としては、

神様について割とすんなりと

「こういうものだ」とイメージ付けができていたが、

そのきっかけは小さいころ、

おばあちゃん家にあった、

日本の神話を漫画であらわしたものを

よく読んでいたからだと思う。

イメージはこんな感じの古さだったが、

もっと横山光輝っぽい画風だったので

これではない。

(三国志とか家康といえばこの人ですな)

でもこんな感じで、

イザナギノミコトとイザナミノミコトが

天界から降りてきて、国を生む過程や神様を産む

過程が分かりやすく書かれていた。

(こんなのもあったな)

エロいシーンも普通に描写されていて、

それをドキドキしながら見たせいもあってか、

日本の神話のはじまりについては

すんなりと覚えることができたように思う。笑

イザナギ&イザナミカップルから

たくさんの神々が生まれたが、

火の神様を産んだ直後に死んでしまい、

黄泉の国に行ってしまったイザナミを追った

イザナギが再会に失敗し、

黄泉の国から命からがら逃げてきた先で、

川の水で身体を清めたときに、

かの有名なアマテラスやスサノオといった

神々が生まれたのである。

(ちなみにこの時同時にツクヨミノミコトという

 今では一般的に月の神様とされるお兄ちゃんも

 生まれた。上にアマテラス姉、下にスサノオ弟という

 Japanese Soul BIG 3兄弟である。

  歌って踊るあのグループではない。)

伊勢神宮などは天皇の直系の神社であり、

日本国内では最大の力を持つ神社とされるが、

これは初代JSBの一番上の姉、アマテラスがご祭神である。

  

日本国内の神社は、それぞれたくさんのご祭神があるが、

この国生みのカップルとJSBたちが何らかの形で

祀られている神社がかなり多い。

日本の神様の基礎、というとなんか科目のようだが、

事実、おおもとの神様は覚えておいて損はない

神様たちである。

神様、仏様

さて、ここまで神社の話をばあーっとしてきたが、

お地蔵さまにも手を合わせるし、

観音像とかにも手を合わせるし、

彼らは神様じゃないの?

と疑問に思う若い衆も中にはいるだろう。

もともとは神と仏は別のものであるが、

日本に元々根付いていた土着の神の信仰に、

仏教が伝来し、二つを一つにする、という

神仏習合という時代が長く続いたため、

その文化の名残で神社の中にお地蔵さんがあったり、

お寺と神社が隣にある、なんてことが日本ではザラにある。

(以下↓神仏習合のwikiを参照あれ)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%BB%8F%E7%BF%92%E5%90%88

仏については、超絶簡単に説明すると、

仏陀悟った人のこと(如来ともいう)

釈迦仏教の開祖

菩薩仏になれるけどあえてならない人

であり、つまり仏がいっぱいいるというのは

悟った人がいっぱいいるということである。

でも「釈迦」というものは始祖の一人だけであり、

(ゴータマ・シッダールタさんね)

菩薩は人々を救済するためなどの理由で、

あえて仏にならない人であるが、菩薩の

面白いのは、時間軸が未来もあるところである。

「弥勒菩薩は現在仏であるゴータマ・ブッダ(釈迦牟尼仏)

 の次にブッダとなることが約束された菩薩(修行者)で、

 ゴータマの入滅後56億7千万年後の未来に

 この世界に現われ悟りを開き、

 多くの人々を救済するとされる。」

弥勒菩薩のwikiより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%A5%E5%8B%92%E8%8F%A9%E8%96%A9

これから地球や人類がどうなるかわからんとか、

火星に移住するとか、近々人類滅亡とか、

そんなことが言われているのに、

これから約55憶年後にまだ人類がいて、

しかもお釈迦さん以来の悟った人が現れるから

それをめがけて祈りまくる、という文化は

スケールがでかすぎてちょっと笑ってしまう。笑

他にも神道と仏教の差として面白い例を挙げると、

仏教には「祟る」という概念がないのに対して、

神道は「祟る」神を恐れ、だからこそ

「崇め奉る(あがめたてまつる)」

という文化になった部分が大きい。

天神様(菅原道真公)などは一番わかりやすい例であろう。

死んだらお坊さんを呼んでお葬式で

お経をあげてもらう、というのも、

日本人だと当たり前のようなイメージを

持ってしまうが、

 

神道ではお経はあげないし、

神社の中では葬式は決してとり行わない。

ただ、故人を神様として家に祀り、

先祖に家を守ってもらう、

という考え方は本来神道ベースである。

(↓詳しくはこの記事が面白い)

https://www.osohshiki.jp/column/article/105/

ここまで書いて気づいたが、

かなり長くなりそうなので、

シリーズ化して、次回は神社のお作法について

書いていくことにするぜよ!!

神社の話①~神社のお作法

次回に続く!!

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